なぜ、フィリピンであり、スマラガ島なのか。
また、なぜ高校の一部校舎新築支援なのか。
以下に説明させていただきます。
このことを知った教会のシスターは、今から60年前、住民たちを巻き込んで協会の隣の土地に校舎を建設し、島に初めての高校(セント・アンソニー・インスティチュート・ハイスクール)が誕生しました。しかし、私立学校のため政府からの支援はなく、建物は60年を経た今、老朽化が進み、やっとの思いで手に入れた僅かな教科書も30年間使い続けボロボロになっている状況です。
また、スマラガ島には大きな川がなく、コンクリートに必要な砂や砂利が手に入りません。そのため、学校を建設するにも海を渡った市から舟で資材を運ばなければならず、建設コストが高価になります。やっとの思いで毎日を暮らす地元住民には、とても建設費用をまかなう余裕はありません。
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スマラガ島の様子 |
老朽化が進む高校の外観 |
スマラガ島の子どもたち |
日本では考えられないほど、とても厳しく苦しい生活を送っているスマラガ島の人々ですが、家族を何よりも大切に思い、底抜けの明るい笑顔で毎日を過ごしているそうです。そんなスマラガ島の子ども達に、快適で安心して学べる教室を提供したいと思います。
そして、ハード面(一部校舎新築支援)だけでなく、ソフト面(支援物資、交流)の活動も行っていきたいと思っています。
私たちのRing海外プロジェクト2011は今スタートしたばかりです。
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