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昨年のベトナムの幼稚園建設に引き続き、2007年のRing活動が、タイのエイズ孤児の支援と決まった。
与えられた予算内で何をするのか、2008年入社予定の内定者にその運命は託された。
今まで直面したことのないエイズ孤児という響きに、驚きを隠せない内定者メンバー。
大きなスケールの中で何ができるのか?考えては途方にくれる毎日だった。
「とにかく、タイについてエイズについてもっと知ろう!」私たちにできることはそれだけだった。
2007年9月、これまで集めたタイとエイズについてのありったけの知識を引っさげて、現地調査のためタイへ向かった。
そこで私たちが目にしたのは、想像をはるかに超えた整備された施設とそこにいる子どもたちだった。
今まで勝手に思い込んでいた孤児というイメージが音をたてて崩れた瞬間だった。
私たちがこの子どもたちにできることは何なのか?
自分たちが行おうとしていることは、自分たちのエゴではないか。
そんな不安が消えることはなく、時には涙しながらの話し合いに発展していった。
   
真剣に議論中
 
タイ現地で説明を受ける
 
タイの子どもたち
「自分たちがしてあげたいこと」ではなく、「子どもたちにとって必要なこと」。
考えた結果、極めてシンプルな答えに辿り着いた。
子どもたちと触れ合うこと。 コミュニケーションをとること。
言葉の壁を越えて『笑顔の環−Ring−を作ること』。
そして先進国の中で唯一、エイズ人口の年々増加している日本において、エイズについてエイズ孤児について、もっともっと知ってもらうこと。
そこからは、現地セレモニーの準備、ホームページの作成、就活生向けのチラシの作成、社内イベントでのプレゼン、社内新聞の発行とあわただしい日々が過ぎ去った。

そして2008年6月。
タイプロジェクトの集大成としてプロジェクトメンバー全員で現地へ訪問。
改築された施設でのセレモニーは、笑顔と涙にあふれ大成功に終わった。

   
本社に集まって会議
 
社員へのプレゼンで緊張気味
 
大成功のセレモニー

タイ・バンコクから更に飛行機を乗り継ぎ約2時間、ベトナムのすぐ隣のチェンライという村にこの施設がある。 エイズ孤児を含めた小学生の子どもたちが、学校帰りや土日に遊びに来るいわゆる児童館のような建物である。

実はこの施設は、施設を運営するスタッフの自宅であり、今回子どもたちにとってさらに使いやすい施設となるようにと、改築工事を執り行った。セレモニーは改築工事の完成したばかりの施設にて、私たちディアーズ・ブレインのプロジェクトメンバー、施設の子どもたち、ボランティアの方々、近くの住民の方々が集まって行われた。

   
屋外のセレモニー会場
 
みんな集合しています
 
開会の挨拶
当初の私たちは、孤児という言葉から、両親不在で、学校にも行けず、電気も水道も通っていない、道も舗装されておらず、食べるのに一苦労。そんな場所での生活を想像していた。

しかし実際に目に飛び込んできた現実は、一人一つ与えられたおやつを食べる子どもたち、デジカメやパソコンを使いこなすボランティア、子どもたちは学校に通い、ここに来るのは放課後や土日という。昨年視察でこの場所を訪れた時、私たちの想像をはるかに超え整備された施設や周囲の環境を見て、 一体私たちに何が出来るのか、自分たちの可能な範囲でこの子達のためになることなどあるのだろうかと思えた。そんな、私たち日本人と何ら変わらない生活をしているように見えるこの子達にも決定的に違うことがひとつだけあった。

それは狭い世界で生きている子どもたちには職業観がほとんどないということ。
大人たちは子どもたちに夢を聞かないという。どうせ叶わないからと。もし聞いたらそれがプレッシャーになってしまうからと。
それは違うと思った。夢をもつことがどんなに素敵で、どれほど輝いたものに変わるかを知ってもらいたいと思った。

「そうだ。これだ!」
この世界にあるたくさんの職業を知ってもらうことで、未来へ更なる希望をもって成長する。
そんなことを願いながら私たちが行ったことは、「職業体感ゲーム」。
子どもたちに多くの職業を知ってもらった後、コックや美容師、医者、スポーツ選手など、様々な役に扮して遊ぶ子どもたちは、本当に楽しそうだった。

それから、私たちは5年後の夢を一緒に紙に綴った。その紙はタイムカプセルに入れられ、土の中に埋められた。
5年後、これを開封する時に子どもたちの未来が、今よりもっともっと大きく開けていることを願いながら。。。

   
職業体感ゲームの手作りボード
 
コックの実体験!?
 
タイムカプセルは木の下に埋められた
言葉の通じない私たちは、時が経つのも忘れ、半日間をあっという間に過ごした。
みんなで幸せを願って吹いたバブルシャワーは晴れた空にかわいらしく舞い上がった。
庭で始めた「だるまさんが転んだ」は大いに盛り上がり、いつの間にか子どもたちの大好きな遊びになった。
現地の子どもたちは、恥ずかしがりながらも楽しそうに踊りを披露してくれた。
そんな中、お別れの時間が刻一刻と近づいてきた。言葉が通じない子どもたちも気づき始めたらしく、目には涙を浮かべている・・・。
私たちとの別れを惜しんで、子どもたちが泣いてくれている。

「プロジェクトは成功した!」誰もがそう感じた瞬間だった。
「愛は言葉の壁を越える」と言うが、まさしくそのとおりだった。私たちは、この体験を絶対に忘れない。
たとえ言葉が通じなくても、人は笑顔の輪−Ring−を作ることができるということを。

――あなたが笑えば私も笑う。
私が笑えばあなたも笑う。――

日時: 2008年7月1日(火)
場所: 南パヤオ地区ホンヒン コドモ活動センター
   
幸せを願ったバブルシャワー
 
海を渡った「だるまさんが転んだ」
 
子どもたちからの踊り
全員で記念撮影
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